隣の席でキミと秘密の甘い恋【完】
「楓音は、俺と付き合う代わりに、斎宮の秘密を誰にも話さないってそういう約束したんだよね」
「……っ!」
なんだよそれ…。
なんでそんなこと朝桐が勝手に決めてんだよ……。
胸に重っ苦しいものがのしかかったようだった。
頭がグラグラして、吐き気がして。
無性に自分のことを殴りたくなった。
「……なんで、わざわざそんなこと俺に言ったんだ?」
頭が回らない。
考え浮かばない。
色んなことを知って、感情がぐちゃぐちゃだ……っ。
平賀がなにを考えてるのか俺には意図が読めない。
言わなければ俺はずっと気づかないままだったのに。
なんでわざわざそんなことを……。
「ん~……あえて言うなら宣戦布告ってやつ?」
「は?」
「俺、それくらい本気で楓音のことが好きだから。斎宮にも、誰にだって楓音のことは奪わせない」
…すごい自信だね。
……平賀は、本気で朝桐のことが好きなんだ。
だから、敢えて俺に言ってきたってわけか。
「朝桐の気持ちはどうなるんだよ」
「楓音もきっと俺のことが好きだよ」
その言葉を否定するだけの自信が俺にはない。
俺は、楓音のこともなんにも知らないのだ。
だけど……こんなことを聞かされて、黙って何もしないほど、俺はいい人なんかじゃない。
「……俺が朝桐を奪うって言ったら?」
「ん~……本当にそんなこと出来るの?楓音がせっかく斎宮の素顔を隠してくれてたのに、その努力を踏みにじるんだよ?つまり、斎宮の正体がみんなにバレるんだよ?そんな覚悟、本当にあるのかな」
「……っ!」
なんだよそれ…。
なんでそんなこと朝桐が勝手に決めてんだよ……。
胸に重っ苦しいものがのしかかったようだった。
頭がグラグラして、吐き気がして。
無性に自分のことを殴りたくなった。
「……なんで、わざわざそんなこと俺に言ったんだ?」
頭が回らない。
考え浮かばない。
色んなことを知って、感情がぐちゃぐちゃだ……っ。
平賀がなにを考えてるのか俺には意図が読めない。
言わなければ俺はずっと気づかないままだったのに。
なんでわざわざそんなことを……。
「ん~……あえて言うなら宣戦布告ってやつ?」
「は?」
「俺、それくらい本気で楓音のことが好きだから。斎宮にも、誰にだって楓音のことは奪わせない」
…すごい自信だね。
……平賀は、本気で朝桐のことが好きなんだ。
だから、敢えて俺に言ってきたってわけか。
「朝桐の気持ちはどうなるんだよ」
「楓音もきっと俺のことが好きだよ」
その言葉を否定するだけの自信が俺にはない。
俺は、楓音のこともなんにも知らないのだ。
だけど……こんなことを聞かされて、黙って何もしないほど、俺はいい人なんかじゃない。
「……俺が朝桐を奪うって言ったら?」
「ん~……本当にそんなこと出来るの?楓音がせっかく斎宮の素顔を隠してくれてたのに、その努力を踏みにじるんだよ?つまり、斎宮の正体がみんなにバレるんだよ?そんな覚悟、本当にあるのかな」