隣の席でキミと秘密の甘い恋【完】
一応悩む素振りはみせてるけど、私の出れる種目は限られている。
……うん、だって運動音痴だもん。
足も遅いし、球技も出来ないし、力もない。
英語に引き続き、体育の成績も万年C評価なのです。
あ、でも意欲関心態度だけはAなんだよね。
やる気はあるんです、誰よりも。
はぁ……どうしよう……。
こればっかりはやる気だけではどうにもならない。
ちゃんと結果を残さなければ、みんなに迷惑がかかる。
私でも勝てそうな種目…。
……そんな種目は果たしてあるのか。
「ねえねえ、斎宮くんは何に出るの?」
隣の席では、興味がないのか、前の席の人の影に隠れるように本を読んでいる。
「……僕は、残り物でいい」
「……そうだよね」
相変らずこの姿の斎宮くんは気の弱そうな喋りをする。
体育祭では全学年を赤組と白組に分け、総合得点で競い合う。
ちなみに、一組と二組が白組で、三組と四組が赤組だ。
つまり私と唯奈ちゃんは一緒の白組なのだ。
張り切って応援できるし、練習だって一緒にできるもんね。
普段離れている分、今回はいっぱい甘えちゃおっと…ぐふふ。
「では時間になったので、今から種目を決めていきたいと思います!種目をそれぞれ読み上げていくので、出たい種目になったら挙手をお願いします」
他のことを考えていると、あっという間に時間になってしまった。
えっと、リレー系は無理だし、綱引きも力がないし……。
かといって、チアリーディングは人気があるから争奪戦になりそうだなぁ。
……となると……。
……うん、だって運動音痴だもん。
足も遅いし、球技も出来ないし、力もない。
英語に引き続き、体育の成績も万年C評価なのです。
あ、でも意欲関心態度だけはAなんだよね。
やる気はあるんです、誰よりも。
はぁ……どうしよう……。
こればっかりはやる気だけではどうにもならない。
ちゃんと結果を残さなければ、みんなに迷惑がかかる。
私でも勝てそうな種目…。
……そんな種目は果たしてあるのか。
「ねえねえ、斎宮くんは何に出るの?」
隣の席では、興味がないのか、前の席の人の影に隠れるように本を読んでいる。
「……僕は、残り物でいい」
「……そうだよね」
相変らずこの姿の斎宮くんは気の弱そうな喋りをする。
体育祭では全学年を赤組と白組に分け、総合得点で競い合う。
ちなみに、一組と二組が白組で、三組と四組が赤組だ。
つまり私と唯奈ちゃんは一緒の白組なのだ。
張り切って応援できるし、練習だって一緒にできるもんね。
普段離れている分、今回はいっぱい甘えちゃおっと…ぐふふ。
「では時間になったので、今から種目を決めていきたいと思います!種目をそれぞれ読み上げていくので、出たい種目になったら挙手をお願いします」
他のことを考えていると、あっという間に時間になってしまった。
えっと、リレー系は無理だし、綱引きも力がないし……。
かといって、チアリーディングは人気があるから争奪戦になりそうだなぁ。
……となると……。