隣の席でキミと秘密の甘い恋【完】
「……斎宮くん」


「なに?」



今日はたっくさん斎宮くんに振り回されたから、私からも言いたいこと言わせてもらうよ。



私は、斎宮くんがあの時、来てくれてすっごく嬉しかった。

斎宮くんだから、嬉しかった。



斎宮くんは、友達として私のことを助けてくれたんだよね……?

……やっぱり優しい人だ。



どこまでも優しい人なんだね。



なにが嘘で、なにが本当かなんて私には分からないけど……。



一つだけ言える確かなことは、私の中で斎宮くんの存在がどんどん大きくなってるってこと。



斎宮くんが私をどう思っていようと、私の中で斎宮くんは大切な存在になってるんだよ。



いつか…いつか、この気持ちの正体と向き合う時が来るのなら、その時はまた聞いて欲しい。



……だから今は、大切な友達として伝えさせてもらうね。



「いつも、ありがとう」
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