中庸なる日々。
青くんはお菓子が大好物である。

三度の飯よりお菓子が好きで、三食全てお菓子で、それにオヤツの時間があっても良いぐらいだと常々思っている。

そんな妄想で頭を膨らませながら、コンビニでお菓子を買っていた時の事、

青くんの前に、レジで精算をしている親子がいた。

子供は幼稚園児ぐらいだろうか。

その子供が、たまたま外を歩いているフラフラの老人を指差して、

「あ~!ワンワンだ~!」

お母さんは慌てて我が子を制し、事無きを得たのだ。

その一部始終を見ていた青くんは「子供の発想とはなんて凄い…」と、感心したのだ。

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