余命3ヵ月の歌姫
Side 小春
それはまだ寒い日が続いていた。
病室から眺める景色はいつもと変わらなかった。
唯一変わるのは、この病室の患者さん
かれこれ1カ月ここにいるんだな…。
「小春ちゃん。おはよう。」
「安住先生、おはようございます。」
安住先生は、私の病気を見つけてくれた主治医。
嫌なことも、不安なことも、私の今出ている症状のことも
私の隠していることをすべて見抜く先生。
私は勝手に超能力者だと思っている。
それはまだ寒い日が続いていた。
病室から眺める景色はいつもと変わらなかった。
唯一変わるのは、この病室の患者さん
かれこれ1カ月ここにいるんだな…。
「小春ちゃん。おはよう。」
「安住先生、おはようございます。」
安住先生は、私の病気を見つけてくれた主治医。
嫌なことも、不安なことも、私の今出ている症状のことも
私の隠していることをすべて見抜く先生。
私は勝手に超能力者だと思っている。