側にいて
「お前はちゃんと寝とけ。兄貴が今日は出張だか
らな。お前のこと頼まれてんだ。」
「いつかえってくる?」
「今日の夜。お前のこと心配してたぞ。」
「ん」
「だから早く治せ。親父も智也さんも後で見に来
るってさ。」
「智くんも?」
「ああ」
竹崎 智也は
第9代目副総長で刹那の親友と言うか腐れ縁。
とは言え刹那と同じく医者で呼吸器科の先生だ。
「そっか」
「ああ、今は寝とけ。じゃねえとまた発作出てき
ちまうぞ。」
「ん」
そういってしばらくすると涙は睡魔に負けて
眠ってしまった。