側にいて



その日は朝から嫌な予感がしていた。

裕香には家を出ないように言って家の周りに見張

りも着けて倉庫に集まった。

裕香の見張り意外は皆倉庫に集まってピリピリ

していた。

お昼、従兄弟の和泉から電話がかかってきた。

涙が胸騒ぎがするから気をつけろと言われた。

だから気を付けていた。

だけど...

夕方

裕香から電話がかかってきた。

嫌な予感がして、慌てて電話に出ると

『よう、龍華の総長さんよ。お前んとこの大切な

お姫さまは預からせてもらったぞ。』

「っ!どういうことだ!何処にいんだよ!!」

『お姫さま返してほしかったらNo,1の座俺に

くれよ!』

「だれがてめぇになんかやるかよ!

裕香も龍華も守ってやる!」

そう言って切られた電話を床に叩きつけた。

「おい、お前ら、鸞鬼の倉庫へいくぞ!」

滴が声をかけるとすでに用意していた真幸たちが

特攻服をきて待っていた。

幹部以外のメンバーも。

「ぜってぇ裕香を助けて鸞鬼を潰すぞ!!!」

滴のその掛け声で抗争が始まったのだった。
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