私の罪と君の嘘
そう言った佐倉先輩はどこか泣きそうな顔をしていた

「先輩なんでそんな泣きそ…ブーブーん?電話?茜かどうせ呼び出しのこと気になって電話掛けてきた…ってもうこんな時間じゃん!」

夜ご飯の買い物お願いされてるの忘れてたー!

「時間大丈夫?そろそろ帰った方がいいんじゃない?」

そう最初にあった時のような微笑みで先輩は言ったそこにはさっきまでの泣きそうな顔の面影は全くなかった

「はい。慌ただしくてすみません…失礼しました」

そして私は閉まっているドアに手をかけた
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