私の罪と君の嘘
7年前初めて出会った日に君が言ってくれた言葉
君は変わらないね優しいあの頃のままだ
ダメだよ僕…泣いたらダメだ

そんな僕に気がついて何か聞こうとしたゆきの携帯が鳴った

あぁ助かった…
ゆきは何か慌てているチャンスだこれ以上一緒にいると危ない

「そろそろ帰った方がいいんじゃない?」

いや帰ってくれそう思いながら僕は言った
帰ろうとするゆきを見てほっとした
もう会わないようにしなきゃなそう思った時ドアに手をかけたゆきが振り向き

「佐倉先輩。またここに来てもいいですか?」

そんなの絶対ダメだ断らなきゃ
僕と君は本当は出会っちゃいけないんだから

なのに…

「うん。いつでもおいで」

「ありがとうございます!ではまた!」

ガチャッバタンッ
笑顔で部屋から出て行った君を見送り僕は1人涙を流した
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