私の罪と君の嘘
出会いと再会
うーん…確かこの辺だった気が……あ!あった!

ガラガラガラ

「失礼します〜誰もいないか…こんな所に空き教室なんてあったんだ」

ここは本館と部室棟の間にある階段を登った場所にあった
うちの学校迷路みたいになってるからここに辿り着く人はほとんどいないんだろうな

「にしてもきれいだな誰か使っt…」

「誰?」

後ろから聞こえた声に振り向くと
そこには1人の男の人が立っていたそして私の顔を見て少し驚いた顔をしたような気がしたがすぐに微笑んで優しい声で私に話しかけた
どこか懐かしい気がしたのはきっと私の気のせいだ

「どうしてここにいるの?迷っちゃった?」

「あ、えーっと下から窓が空いてるのが見えて気になって来たんですけど…もしかして立ち入り禁止とかでしたか?」

ネクタイの色を見て先輩だとわかったので敬語で私は答える

「立ち入り禁止だったら僕もここに居たらダメだよね?おもしろい子だなぁ」

ふふっと笑いながら先輩は言った




< 7 / 19 >

この作品をシェア

pagetop