君だけとトベない~CA達の内緒な休息~
そして、何にもないような顔をして、仕事をやり過ごす事数日。
とうとう、やって来たその日。俺は、指定された料亭の個室で静かに相手を待っていた。
自分じゃ絶対に入れない雰囲気の店内、そこをどこぞの議員みたいな奴ばかりが通り過ぎる通路。
そんな風にちらちら周りを見ているにも飽きた頃
「待たせたね」
店の女将らしい人に連れられ社長、そしておそらく知り合いだという相手、最後に……写真で見たよりも更に育ちの良さを感じさせるオーラを持った、本日の主役が現れた。