君だけとトベない~CA達の内緒な休息~



そのままうとうとと睡魔に襲われて……



「正式に婚約するまでは、恋人みたいに過ごしたいって思って」



そう言っていたかなえからのメール着信に気付いたのは、既に外が白み始めた明け方の事。



内容は特に珍しいものでもなく、俺の事を普通に彼氏扱いしている事がよく分かる馴れ馴れしい文章。



ただ、俺とかなえはまだ初対面で、深い関係では無い。



それなのに、写真を見ただけで、一度会っただけで、簡単に恋人気取りになれるその神経はやっぱり理解出来そうにない。



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