君だけとトベない~CA達の内緒な休息~
最初は胡散臭そうに聞いていた社長が、いつの間にか質問を挟むようになり
「そうは言ってもお前達にカウンセリングなんか……」
「だから、出張ホストなんていらなかったんです。本当に研修に行く先はカウンセラーの先生のいる場所なんですよ」
「しかし……これまで関係を持ってしまっているCA達が、急にそれで納得するだろうか?」
「それは……まず俺にやらせて貰えませんか?俺の担当していた女性達が納得してくれたなら、きっとうまく行くと思うんです」
熱くなる事数十分。
とうとう社長の口から漏れた言葉。
「確かに、それが実現したら仕事の出来る人間を失わずに済む……か」
「俺達や、CAを常に集める苦労も無くなります」