君だけとトベない~CA達の内緒な休息~



落ち着かせるように肩を叩くと、部屋の中が見えるように誘導する。



久しぶりに逢った俺と、前とは全然違う部屋。



それを見た千里は……不安そうに首を傾げ、俺の顔を見つめ



「私じゃ……龍太の相手はもう無理って事ですか?」



「……そうじゃない」



どうやら、このさっぱりとした部屋を見て、自分の存在そのものを否定されたと感じたらしい。



「そうじゃなくて……」



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