君だけとトベない~CA達の内緒な休息~



俺への返事をする前に、話しておかなければいけない事なんだろうか?



話の流れが変わった事には触れず、嫌がられないかとおそるおそる髪を撫でながら頷く。



「あの人ね、私の母なの」



あのおばさんが詩織の……母親?



「え、だって全然……」



「似てないよね?」



性格も、顔も全然似てないけれど、一応血が繋がってるんだよ……と、詩織は切ない顔で笑った。



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