君だけとトベない~CA達の内緒な休息~



「開けないのか?」



「怖いよ」



目を閉じて首を振る詩織に



「じゃあ……俺が見てもいいか?」



諭すように、静かな声で問いかけるとこくりと頷く。



警察から……そして何故手紙なのか。



俺の中でも良くない想像は広がるが、無表情に徹して封を破る。



それは……行方不明扱いになっていた詩織の住所を見つけた警察からの連絡で



詩織の住所を見つけたのは母親の自宅からで



何故母親の自宅に警察が立ち入ったのか。



それは……



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