君だけとトベない~CA達の内緒な休息~
「どうしたの?上がらせてくれないの?」
「スミマセン……」
一瞬止めてしまった手を再びその細い手に重ね、部屋のソファーへと案内して……。
正直これだけでも相当気を使う。
それだけこの理奈って女には自信っつーか、なんかそんなオーラが出まくっていて。
まぁ一言で言っちまえば、これまで俺を養ってくれた女と部類は似てる。
ただ違うのは……俺が飯と小遣いをもらう立場じゃないって事。
そして、気は使うけれど、俺の方が上位に立つ必要があるって事。