君だけとトベない~CA達の内緒な休息~



柔らかい髪を手に絡ませながら、一緒にベッドに並んでいた俺の耳に



-ピッピッ-



-ピッピッ-



そんな電子音が響き渡る。



「何ー?いい所なのにニュース速報って」



たまたま付けたチャンネルは映画専門チャンネルじゃなかったせいで、一気に気持ちがそがれてしまう。



テロップはまず民放の名前が先に……どうやら何かあったらしい。



ま、大方、どこかで地震……か政治家のなんとか、だろう。



そう思いながらも一応視線を走らせた先には……



「嘘……だろ?」



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