2月からの手紙
そんな野崎さんがクラスでもたぶん一番にハイテンションでハイペースな彼女たちの班に入ったら、お互いに面白くない思いをするのは目に見えている。
だから、私はこっちの班に野崎さんを誘いたいのだ。
けれど。
「ごめんみんな、あたし小鳥遊くんの班がいいんだよね」
「それはわかるけどぉ。別に班違くても菜々美は未来とか小鳥遊くんのとこ普通に行けばいいじゃん」
「そうだよ、班はうちらとで。じゃないとあの子とだもん、キツいって」
「えー。ね? ねっ?未来もあたしとがいいよね?」
「えーっと……」