2月からの手紙
「話変わるけど、小鳥遊くんってその眉のとこポリってするの、よくしてるよね」
「えっ」
私が何気なく言ったら、小鳥遊くんが顔を真っ赤にしてものすごい驚いた顔をしている。
え?
何?
そんな言ったらダメなことだった?
なんとなく思ったまま訊いてしまったけど……。
「そんな細かいとこ、見てんなよ」
「ごめん、なんかこう、イケメンに似合う仕草だなって」
ふう、と大きく深呼吸して小鳥遊くんが呆れたような顔で私を見た。
顔はまだ赤いけど、いつもの小鳥遊くんだ。