2月からの手紙
私、小鳥遊くんとの関係に野崎さんを利用しようなんて思っていなかった。
けど、そもそも、明るい高校生活のために菜々美を利用していたんだ。
それに……。
菜々美は友達多いし、野崎さんは向こうの班に入らないでよかったし、小鳥遊くんも結果こうなってホッとしてるみたい、なんて。
最良の選択だと思っていた。
バカだ、私。
最低のバカ女だ。
菜々美だって小鳥遊くんと仲良くなるために私のこと利用したかもしれないけど、あの子はその上で、ちゃんと小鳥遊くんに一生懸命だった。
私は……。