2月からの手紙
ワカナさんに会ってから小鳥遊くんと顔を合わせずらくなってしまったけど、黙々と作業していれば1時間半はあっという間だから良かった。
私、キスされたり花火を観に行ったりっていうのを、どこかで特別なんじゃないかって期待していたと思う。
だけど、ワカナさんを見たらそんなのどこかに吹き飛んだ。
小鳥遊くんにとって、私はからかうと面白いおもちゃみたいな存在なんだ。
ワカナさんみたいに儚げで可愛くないから、恋愛の対象にはならないんだ。
そう分かってしまったから、近くにいるのが辛い。