2月からの手紙

「あと小鳥遊と結婚の約束してるっていうのは、幼なじみなら、アレじゃねーの?」

「アレ?」

「あたちしょうらいけいのおよめちゃんになるー、的なやつ」

「そう、だといいんだけど……でも和奏さんのためにバイトしてるくらいだから、やっぱり好きなんじゃないかなって」

「まあ、そこらへんはちゃんと本人に聞いたほうがいいよ」

「野崎さん……聞けたらこんなに悩んでないよー」

「まあそうだよね、てか、コイバナも聞いたしそろそろココロって呼んで?」


野崎さんが、急にそんなことを言ってきた。

そういえば、野崎さんは私のこと未来ちゃんって呼んでるんだ。

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