2月からの手紙
小声で、短い会話。
小鳥遊くんが悩んでいる。
確かに、お店の店長さんなら、業者さんの緊急連絡先を知っているかもしれない。
連絡がとれたら、こうなった理由もわかるだろうし、今からでも持ってきてもらえるかもしれない。
だけど、そんなことをしたら学校も、お店も、きっと大変なことになる。
私はお店をやめて欲しいとは思っているけど、小鳥遊くんがお咎めを受けるようなのは嫌だ。
「……まじかよ」
「……めんな、さい……」
「最っ低」