2月からの手紙

計画通り明るく派手な友達ができたものの、やっぱり馴染むには無理して背伸びしなければいけなくて、その結果がこれだ。


他の子だったら、こういうのもサラリと受け入れられるんだろうか。

そんなことを考えていたら、カチャリとドアの開く音がした。


「お、起きたのか」


現れたのは、腰にバスタオルを巻いた男の人。

つまり、ほぼほぼ、裸である。


「あ、あ、あのっ」

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