2月からの手紙
「あれ? 期待した? 続けようか?」
「ふざけないでよっ、バカ!」
「あはは。なあ、せっかくの日曜だし、これからどっか遊びいかね?」
「行かない!」
「あはは、言うと思った。頼みがあるんだよ」
頼みってなんだろう。
しおれてみせたり挑発的に笑みを浮かべたり、そうかと思ったら今度は少年みたいな無邪気な笑顔。
小鳥遊くんのコロコロ変わる表情に、私はいちいち反応してしまっている。
私、変だ。