2月からの手紙
「わ、見てこれ、可愛い。あ、これも!」
「俺一人じゃ絶対来ねーとこだな」
「あ、そっか、自分の買いに来たんじゃなかった。妹さん、好きな色とかは?」
いけないいけない。
色とりどりのアクセサリーに気を取られて、目的を忘れるところだった。
私の質問に、小鳥遊くんが考え込んでいる。
「わっかんねー」
「じゃあ、よく着てる服の感じは? 女の子っぽいフリフリ? 大人っぽいモノクロ好きとか?」
「ああ、そういえば赤とかピンクのフリフリが多いかも」
「おっけ」