2月からの手紙
なんの接点もなさそうな二人がこんな風にしていたら、誰だって不思議に思うだろう。
遅かれ早かれ、こうなることは分かっていたけど。
好きになったこと、話した方がいいよね。
そう思ったのだけど。
「あのさ、未来、協力してくれない?」
「え? 何を」
「実はさ、入学したときからいいなって思ってたんだよね」
心臓を思いきりぐーで殴られたみたいな衝撃。
耳のすぐ下まで血が溢れてきたみたいにドクドクという音が響いている。