2月からの手紙

「わかった。5分やる。その間に部屋片づけろ。5分後に俺が入る。いいな」

「5分はちょっと早……。あと着付けもやっぱり男の人にしてもらうのは……」

「はぁ? 男の人っていうけど、俺だぞ?」

「いやむしろ小鳥遊くんだからこそダメっていうか」

「あー、ったりぃ!」






ちょ、これ、どういう……っ!

痺れを切らした小鳥遊くんが、また私の唇を塞いだ!



3回目!

これで3回だよ!


私の気持ちなんか知りもしないで、軽々と!

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