2月からの手紙

「よし、できあがり」

「わあ」

「じゃあ行くか!」



鏡に映った私は、いつものメークなのになんだか少し、可愛くみえた。

小鳥遊くんの目にも、そう見えているといいんだけどな。


ちらりと小鳥遊くんのほうを見たら、小鳥遊くんは眉を掻いて横を向いていて顔が見えない。


残念。
また「可愛い」って、言ってくれるかと思ったのに。

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