秘密の恋はアトリエで(前編) 続・二度目のキスは蜂蜜のように甘く蕩けて
「夏瑛!」
リビングの扉を開けると美岬が飛んできた。
薄緑色のカットソーに綺麗な花柄のふんわりしたスカートをあわせて、いつもより大人っぽい。
本来なら在校生は呼ばれないのだけれど、美岬は夏瑛の友だち枠での特別参加だ。
「先生の家がこんなに素敵なところだとは。さすがだね。夏瑛はいいなあ。子どものころからここで過ごしてきたんでしょう」
「うん。1年の3分の1ぐらいはここで過ごしたかな」
「夏瑛ちゃん、ちょっと手伝ってくれる?」
キッチンから叔母の貴子(きこ)の声がしたので、美岬を連れていく。
「お客さんがもう少し集まったら庭でバーベキューをはじめるから、そこのお野菜を切っておいてくれる? えーと、そちらは?」
「夏瑛さんと同じクラスの平野美岬です」
美岬ははきはきと答えた。
「そう、はじめまして。よろしくね」
やわらかく微笑むと、貴子は飲み物の準備をするために、リビングに向かった。
リビングの扉を開けると美岬が飛んできた。
薄緑色のカットソーに綺麗な花柄のふんわりしたスカートをあわせて、いつもより大人っぽい。
本来なら在校生は呼ばれないのだけれど、美岬は夏瑛の友だち枠での特別参加だ。
「先生の家がこんなに素敵なところだとは。さすがだね。夏瑛はいいなあ。子どものころからここで過ごしてきたんでしょう」
「うん。1年の3分の1ぐらいはここで過ごしたかな」
「夏瑛ちゃん、ちょっと手伝ってくれる?」
キッチンから叔母の貴子(きこ)の声がしたので、美岬を連れていく。
「お客さんがもう少し集まったら庭でバーベキューをはじめるから、そこのお野菜を切っておいてくれる? えーと、そちらは?」
「夏瑛さんと同じクラスの平野美岬です」
美岬ははきはきと答えた。
「そう、はじめまして。よろしくね」
やわらかく微笑むと、貴子は飲み物の準備をするために、リビングに向かった。