秘密の恋はアトリエで(前編) 続・二度目のキスは蜂蜜のように甘く蕩けて
「ごめん。本当に。あたし、不倫とか浮気っていうのに過剰反応しちゃうんだ。頭に血が上ってわけがわかんなくなっちゃう。中1の頃、父親の浮気がばれて、うちの家、ひどいことになってさ」
そう言って、しょんぼりする美岬は普段よりも一回り小さく頼りなく見えた。
「ううん。わたしこそごめんね。勇気を出して一言、靭にいちゃんに話してれば、美岬に心配かけることもなかったんだから」
「そんなことないって。あっ、ここまででいいよ。もう道わかるから。じゃあ、靭先生によろしく」
「うん、ありがとう。また、月曜にね」
そう言って、しょんぼりする美岬は普段よりも一回り小さく頼りなく見えた。
「ううん。わたしこそごめんね。勇気を出して一言、靭にいちゃんに話してれば、美岬に心配かけることもなかったんだから」
「そんなことないって。あっ、ここまででいいよ。もう道わかるから。じゃあ、靭先生によろしく」
「うん、ありがとう。また、月曜にね」