戦争に塗れたこの世界はボードゲームで勝敗をつけてしまうようで。
一首 忍れど
一、属すこと
抵抗は無駄だと分かっている。
しかし政府の言い成りになんてなりたくない。
私にはもう、此れしかないのにー。
「やあ、おチビさん、大丈夫かい?」
目を開くとそこには黒髪をだらしなく結んだ
成人男性がいた。
(大丈夫な訳ないだろう。)
そう思いながら目を逸らす。
にしてもこの爽やかな笑顔が逆にウザい。
すると男は私にこう言った。
「私達の仲間にならないかい?」
…何を言っているんだ此奴は。
この状況を理解しているのか。
「嫌だ。俺は何処にも属さないので。」
そう言い放つ。
それで諦めてくれると思った。
「ならば、これでどうかな?」
憲兵が倒れた。
手足が自由になった。
此奴、異能力者か?
だとしたらきっと『政府反乱異能軍』だろう。
政府側ならば憲兵を倒す事はしない。
もし断れば殺されるのも不思議ではない。
いや、この際此処で人生を終わらすか。
なら、敢えて抵抗する!!
「四十首…。忍れど 」
異能力を目の前の男に使う。
しかし男は動じない。
此奴、幹部とかそこら辺か?
かなり余裕だな。
ならば誘導尋問で…。
「何故私を助けた?お前にに利益はないだろう。」
男はさらにニンマリと笑う。
少し不気味だ。
「利益はあるさ。」
そして続けて言った。
「君が仲間になってくれるというね。」
此奴は人の話を聞かないのだろうか。
私は先刻何にも属さないと言ったのだが。
「貴方は何者…?」
「私かい?そうだな、私はー
『神代の郷』の理事長だよ。」
しかし政府の言い成りになんてなりたくない。
私にはもう、此れしかないのにー。
「やあ、おチビさん、大丈夫かい?」
目を開くとそこには黒髪をだらしなく結んだ
成人男性がいた。
(大丈夫な訳ないだろう。)
そう思いながら目を逸らす。
にしてもこの爽やかな笑顔が逆にウザい。
すると男は私にこう言った。
「私達の仲間にならないかい?」
…何を言っているんだ此奴は。
この状況を理解しているのか。
「嫌だ。俺は何処にも属さないので。」
そう言い放つ。
それで諦めてくれると思った。
「ならば、これでどうかな?」
憲兵が倒れた。
手足が自由になった。
此奴、異能力者か?
だとしたらきっと『政府反乱異能軍』だろう。
政府側ならば憲兵を倒す事はしない。
もし断れば殺されるのも不思議ではない。
いや、この際此処で人生を終わらすか。
なら、敢えて抵抗する!!
「四十首…。忍れど 」
異能力を目の前の男に使う。
しかし男は動じない。
此奴、幹部とかそこら辺か?
かなり余裕だな。
ならば誘導尋問で…。
「何故私を助けた?お前にに利益はないだろう。」
男はさらにニンマリと笑う。
少し不気味だ。
「利益はあるさ。」
そして続けて言った。
「君が仲間になってくれるというね。」
此奴は人の話を聞かないのだろうか。
私は先刻何にも属さないと言ったのだが。
「貴方は何者…?」
「私かい?そうだな、私はー
『神代の郷』の理事長だよ。」