陰の王子様





"後悔"








踵を返し、再び森へ入る。



今、後悔している。

自分自身に。



このまま逃げるなんてことしたら、この先ずっと後悔する。




薄暗くなってきた森を必死に走る。





せっかくあの鷹たちが逃してくれたのに。

今更戻って何をするんだ。



上手く回らない頭の中で色々思うが、ただ1つはっきりしてるのは、


"後悔したくない"




ただそれだけ。






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