陰の王子様
4
暗闇の中をただひたすらに歩いている。
「う"っ……。」
ほわっと薄い光に包まれているそこには、1人の影と横たわる人
「あなたには感謝しているんですよ。僕に第一王子としての命をくれたわけですし。」
「…お前には無理だ。自分のことしか頭にない。……そんな、王に国民は「うるさい!」
グサッ!!!
「ぐっ!!」
光が長い剣の影を映した時、ジジジッ……と視界が歪んだ。