陰の王子様



「どうすれば…。」


「気がすんだら主のとこ戻るじゃろう。たまにここに来るんじゃ。気晴らしらしいぞ、ずっと閉じ込めてても可哀想だと言っておった。」


「あの、この鷹の飼い主さんと知り合いなんですか?」



「おう、良い男なんじゃよ。最近は城が忙しいらしいからの、会えてないが。」


えっ!?

「城でお仕事されてる人なんですか!?」


「そうじゃ。真面目な男よ。」


「どんな方ですか!?騎士ですか!?」



鷹を飼ってる人はいなかったと思うけど、第一の騎士の方たちならひそかに飼ってたのかもしれない。



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