陰の王子様






「どうかしら?調子は。」


「はい、エレン様のご指導のお陰で、殿下は何度も求めて下さいます。」


「段々、綺麗になっていますわ。必ず幸せは宿ります。頑張りましょうね。」


「はい。」



一晩たっても部屋中に漂う甘美な香りを感じながら、我が息子に嬉しくなる。


もう1人のところにも行きたいけど、きっと先ほど行為が終わったばかりの時間
ドロドロに溶け合ったのだから、休息が必要でしょう。



「うふふ、楽しいわ。」


今も最後の1人のところで励んでいるであろう息子

「男として最高だわ。」



軽い気分で自室へ戻る。



「あの小娘は、いつまでもつかしら?」









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