陰の王子様
「ありがとうなボニー。助かったよ。」
「僕はもっと勉強しないといけません。帰って書庫に居座ります!ナバさんにお礼に行きますね!」
失礼しますと会釈をして部屋を出て行った医師
……ボニー、さん?
「良かったわぁ!レティシアちゃん!お腹すいてるでしょう?消化の良いもの持ってくるわね!」
返事する間もなく部屋を出て行ったアメリアさん
「レティシア良かったよ。本当に。」
「ご心配をおかけしました。」
いつまでも寝てるのはと思い、ゆっくり体を起こす。
「目覚めたばかりでこんなこと話すべきじゃないかもしれないけど、レティシアの身に起きたことを話しておきたいんだけどいいかい?」
「はい。お願いします。」