陰の王子様
豪華な馬車と大人数の騎士
今日から任務に参加することになった。
その任務は、旅の間の護衛
対象者は、王子
クロード・ウィザリア
昔から良くしている辺境地に行くらしい。
それだけなのに、こんなに騎士いるか?と言いたくなるくらいだ。
普段、自分は、王城での王族護衛はすることがあるが、外に出ての王族護衛は今回が初めてだ。
そんな奴を連れて行くぐらい、今回は護衛が多い。
というか、第一部隊全員いる。
「行くとこそんなに危ねえのかよって感じだな。」
「うん。」
ほとんどがそう思っているだろう。
そんな中、豪華な服に身を包んだ王子がやってきた。
「あー面倒。」
そう言いながら目の前を通った王子
その後ろ姿を今までとは違う感情で見ていた。