このままじゃ終われない
受験生っていわれても…
大学受験しようかすらも迷っている。
多分心司は名門大学とかに行くんだろうし、涼介は…バカだから就職かな?
多分塔子は進学するし、あたしはどうしよう。
「はぁ…」
ため息がこぼれる。
いっそのこと、どこかへ行きたいな〜
なんて、叶いもしないこと考えてみたり。
そんなこと考えてると時間はあっという間にたつ。
「かーなぁ?もしー?きこえてるー?」
後ろの席から声がする。
「あぁ…ごめん!ボーッとしてた…」
「まったくもー!そんなんだと、涼介くん、取られちゃうわよーん!」
は、はい?