★完結★消えた同級生【玩具の女・続編】
まさか!こんな偶然ってあるの?

確かに私達はこの家を探していた…

でも、その本人に水をかけられるなんて!!



…誰かの意図を感じざるを得ない…



慌てて家から出てきたご夫婦が謝りながら、私達にタオルを貸してくれた

「本当にすみません…」

「い、いえ…」

逢坂さんは中肉中背で、身長もそんなに高くない

顔は、2時間もののサスペンスドラマによくでる刑事さんの様な、そんな優しい顔をしていた

「あの…暑いのですぐ乾くなら大丈夫ですよ」

「いえいえ、あの…じゃあお茶でも飲んでいってください!」

二人とも恐縮してしまっていたので、私達も仕方なくお茶をご馳走になることにした…

緋色が何を考えているのか、私には全く解らなかった…



「すみません、主人はおっちょこちょいで…」

「あ、いえ!ちょうど暑かったので…」

緋色は普通に笑っていた

冷たい麦茶を出されて、私は奥さんに一礼した

二人とも、おっとりしていて優しそう…

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