★完結★消えた同級生【玩具の女・続編】
「…わかってるよ。お前は何も心配しなくていい」
親父は微笑みながら静かに口を閉ざした
俺の親父は、俺が受験前に長年伝統的にやっていた悪事が発覚し、警察に捕まった
誰がチクったのかはわからないけど、俺は、本当は親父本人なんじゃないかと思ってる
俺が養子にならず、親父とは別の苗字を名乗っていたおかげか、親父がしてくれた俺名義のものが全て取られずに済んだけど、全てを失ったババアどもはあっさり離婚していなくなった。
あれだけ、甘い汁を吸って生きて来たのに…
だから俺は、親父の金には手を付けず今は碧依とバイトをして生活している
「鈴は元気か?」
「ああ、碧依が料理習いに行くようになってから、すっかり立ち直ったよ…
おっちゃん、長かったからな…」
「お前にいい事を教えてやる」
「何だよ」
「鈴と鈴の旦那をくっつけたのは俺だ!」
「マジかよ!?」
俺と親父は、透明な壁越しになって、やっと普通の会話をするようになった
親父は微笑みながら静かに口を閉ざした
俺の親父は、俺が受験前に長年伝統的にやっていた悪事が発覚し、警察に捕まった
誰がチクったのかはわからないけど、俺は、本当は親父本人なんじゃないかと思ってる
俺が養子にならず、親父とは別の苗字を名乗っていたおかげか、親父がしてくれた俺名義のものが全て取られずに済んだけど、全てを失ったババアどもはあっさり離婚していなくなった。
あれだけ、甘い汁を吸って生きて来たのに…
だから俺は、親父の金には手を付けず今は碧依とバイトをして生活している
「鈴は元気か?」
「ああ、碧依が料理習いに行くようになってから、すっかり立ち直ったよ…
おっちゃん、長かったからな…」
「お前にいい事を教えてやる」
「何だよ」
「鈴と鈴の旦那をくっつけたのは俺だ!」
「マジかよ!?」
俺と親父は、透明な壁越しになって、やっと普通の会話をするようになった