★完結★消えた同級生【玩具の女・続編】
「お前だって、せっかく看護師の勉強してきてるんだから、途中で中断とか、下手したら止めるとか嫌だろ?」

「…うん」



私のためを言ってくれてるけど、本当に私のためなんだろうか?



そんな嫌な気持ちまで出てきてしまって、哀しくなる

「お前の弟たち!群と青!!お前だって、双子を産む可能性が出てきただろうが!2歳のくせにあのパワーだぞ?あれを勉強しながら育てるのは…
まてよ?」

緋色は突然固まった

「あいつらは男だからあんなだけど、女の子ならもっと大人しいんだよな〜」

はあ?

私は突然現実に引き戻された

「群と青を基準に考えるからダメなんだな…
あいつらは怪獣だから」

緋色はブツブツ考え始める

「おそろいのワンピース着て、『パパは私の!』とか取り合いになったら…」

自然と緋色の口元がニヤケ始める

「うん!やっぱ最初は女だな!」



は、はい?



「反対なんじゃないの?」

「誰が今作るんだよ!俺はお前の両親から『頼む!』って言われてるんだぞ?お前がまず立派な社会人になるまでは、責任があるんだよ!」

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