★完結★消えた同級生【玩具の女・続編】
何よ!保護者ヅラして!

「今はまだ学生だから、しっかり勉強してからだって遅くないだろ?
まあ今は反対って事になるけど
俺は別にいいよ?でもお前は看護師が遠くなるか、辞めるか、どっちかのリスクが発生するだろ?」

…それって…

いずれはいいってことだよね?

「それに、俺さ、学生のうちにやりたいことがあるんだよ!」

「合コン!?」

「はあ?!何だよ、合コンって」

「あ、いや…」

「今日もらってきたんだ…」

そう言って鞄から何かを出した

「これ!」

緋色に渡されたものは、旅行代理店が出しているパンフレット…

「俺、ヨーロッパとか行きたいんだよ!パスポートあるし、今しか時間ないし…だから…」

あ、あ、遊びって

私の手が思わず震える



遊びたいって、海外旅行の事なの!?



どんだけハイソな遊びだよ!!



「女遊びじゃなかった…」


「おい、誰が女遊びしたいなんて言ったよ…」

緋色のハイテンションだったトーンが、だいぶ下がった…

「いや、遊びたいって言ってたから」

「…もう飽きたし。女遊び」

そんな事をしらっと言いやがった!!!

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