★完結★消えた同級生【玩具の女・続編】
「タバコを吸うとバカになる」
そんな事を言われて、反抗する様に吸ってみた
大嫌いな父に、仕返しのつもりだった
そんな私が、大嫌いな父の、大好きな兄貴なんかより、よっぽどいい大学に入ってやった
それからは私の勝利の象徴だった
今は落ち着かない…
心がザワザワして、何を心配してるのか、何に不安なのかが解らない
考えれば考えるほど、緋色とブルーの顔が偽善的に見えて、許せなくなりそう!
大事な友達なのに…
二人の笑顔は誰かの犠牲の上に成り立っている
二人は、その犠牲者に償うために一緒にいる
そう考えてしまってならない
怖い
嫌いになってしまいそうで…
二人を信じられなくなってしまいそうで…
どうしていいか、わからない
聞かなきゃ良かった
バカだよ、詮索なんかするから!
二人が必死で隠していたことなのに
知らなければ、二人を変わらず暖かい目で見られたのに……
「姫、帰らないの?」
気付くと目の前に藤田が立っていた
どうしよう…
言おうか、言わないか…
そんな事を言われて、反抗する様に吸ってみた
大嫌いな父に、仕返しのつもりだった
そんな私が、大嫌いな父の、大好きな兄貴なんかより、よっぽどいい大学に入ってやった
それからは私の勝利の象徴だった
今は落ち着かない…
心がザワザワして、何を心配してるのか、何に不安なのかが解らない
考えれば考えるほど、緋色とブルーの顔が偽善的に見えて、許せなくなりそう!
大事な友達なのに…
二人の笑顔は誰かの犠牲の上に成り立っている
二人は、その犠牲者に償うために一緒にいる
そう考えてしまってならない
怖い
嫌いになってしまいそうで…
二人を信じられなくなってしまいそうで…
どうしていいか、わからない
聞かなきゃ良かった
バカだよ、詮索なんかするから!
二人が必死で隠していたことなのに
知らなければ、二人を変わらず暖かい目で見られたのに……
「姫、帰らないの?」
気付くと目の前に藤田が立っていた
どうしよう…
言おうか、言わないか…