★完結★消えた同級生【玩具の女・続編】
「緋色、おっはよー」

いつもつるんでる仲間が、学食に来ていた

「おすー、田辺は?」

「まだ来てないよ。昨日散々潰れたから、アイツは来ない!」

「賭けようぜ!」

「よし!じゃあ、昼の定食」

俺らは田辺をネタに盛り上がる

「ナベなら来るわよ〜、あたしがさっき起こしてやったから」

ジュースを片手に姫川が現れた

「マジかよ〜、つまんねーな…」

「それより緋色、あんた昨日ブルーに怒られなかったの?あんなに遅くなって…」

「いや、叩き起こされたけど別に…」

「アンタの嫁は良く出来た嫁だわ」

姫川はゆっくり腰をかける

「ブルーちゃん、可愛いよな〜、なんか癒し系だよな…」

「やらねーぞ」

「俺も彼女欲しいな〜」

「お前らって、中学からの同級生だろ?長いよな…」

「ああ…でも間に色々ありすぎて落ち着いて付き合ったの、大学入ってからだぞ…」

「何だよ、色々って…」

「…転校とか…まあ、色々だよ!それは蒼湖と俺の秘密だよ!」

そう言った瞬間、仲間が全員微妙な顔をした
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