★完結★消えた同級生【玩具の女・続編】
10時終わりじゃなかったか…

自分の予想が外れてしまって、仕方なく個室で一人酒を飲むことになるなんて…

適当なお刺身とカクテルを頼んで、一人タバコに火をつける

回りはすごく賑やかで、私だけが取り残されていて、なんだか孤独…



「姫川、お前今日何時まで大丈夫?」

少し経つと緋色が覗きに来てくれた

「あ、今日は大丈夫…
突然悪いね」

「ああ、俺は全然。もう少し待ってて。」

緋色は嵐のように去ってしまい、遠くから見てると楽しそうに店員さんと話をしたり、お客さんのオーダーをとったりしていた

『暗くて、こもってて、誰も寄せ付けない』

そんな時があったなんて信じられない…


基本笑ってて、自信過剰で、結構友達想いで、変なところで熱くなって、見た目と違って意外に酒が弱くて何よりブルー命


そんな緋色しか知らなかった


なのに…










「おう!お待たせ」

「え?あれ?もう終わり?」


「何だよ、寝てたのかよ。」

私服に着替え、カクテル持参で緋色が入ってきた

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