★完結★消えた同級生【玩具の女・続編】
その後はいつものような話をして、俺は切り上げた

もう時期夏休みが来る

俺は熱くなったバイクに跨がり、碧依に電話をかけた

「もしもし…」

「もしもし、碧依?」

「どうしたの?」

「来月、一週間くらいバイト休んで欲しいんだけど…」

「うん…それはいいけど。どうしたの?」

「北海道に行くぞ!」

「え?旅行??」

「いや、叔母さんの家…」

「あの、旅館の?」

「ああ。母さんの事、何か知ってるような気がする…
会いたいんだ」

「わかった!じゃあ、行こう!一緒に」

「行こうぜ!」

受話器越しに確認して、俺はメットをかぶった



今日はデートの日

きっと今日も碧依は「映画に行きたい」って言うだろう…

この前、CM見ながら騒いでいたから…

その後は北海道までの予約をしに行かないと…


俺は色々先の事を考えながら、ギラギラ照りつける太陽から逃げるようにバイクを走らせた




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