★完結★消えた同級生【玩具の女・続編】
そりゃあ、そうだ…

もし逢坂さんの子供を妊娠していたら、結婚できるだろう…

やっぱり!!!

「緋色はやっぱり、お父さんの…」

希望が溢れる瞳で叔母さんを見つめたけど、叔母さんは険しい表情のままだった

「どうなのかしら…、私のところに来たときは、妊娠5ヶ月近いって言ってたの。気付くのが遅かったのよ…
ストレスで遅れてると思ってたって…よく考えれば、逆算すると逢坂さんがまだ東京にいた頃なのよね〜…」

「えぇ?」

…じゃあ、もしかして、本人すら解らないんじゃないんだろうか…

どっちが父親かなんて…



私だったら…

一人と付き合ってて、一人からは関係を強制されていて、それで妊娠した場合…

どっちが父親かなんて解るのかな…?


…実際そうなってみないと、わからないな


「考えればわからないわね、こればっかりは…
姉さんの遺書に期待するしかないわね」

「そうですね…」

二人ともげっそりしながら顔を見合わせた

「じゃあ、夜に来るからゆっくり休んでいてね」

「はーい」

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