イルカ、恋うた

父と娘2

――数日後


この日は岩居さんが、警護に行ってた。


俺はまだまだ貯まった資料整理をしてた。


最中に携帯が鳴り、中断された。


岩居さんだった。


彼はやたら、低い声で喋る。


『ああ、竜介。今、いいか?それが、な……』


岩居さんの言葉に、俺は病院へ一直線に向かった。


< 177 / 224 >

この作品をシェア

pagetop